ほぐしのひととき その1(春)

去年の「きょうだいの日」にはじめて取り入れてみた親御さんの「ほぐしのひととき」。
秋の「きょうだいの日」には、きょうだいさんたちが体育館でシブレンジャーたちと走り回っている間、親御さんに別の場所で過ごしていただく時間があります。そこで、整体を教えておられるボランティアさんが「せっかくなので、普段頑張っている親御さんに、ほっとできる時間、かたくなった体を少しほぐしてもらう時間を過ごしてもらうというのはどうかしら」と提案してくださって実現したのでした☆
参加してくださった親御さんたちに「すっきりした~」「またやってほしい~」と大好評だったこの企画。親御さんだけでなく、おとなきょうだいさんのためにも、ブログで少しご紹介できたらいいのではないかしらっ?とだいひょが勝手に閃いたのを、ありんこさんが快く引き受けてくださいましたぴかぴか(新しい)
日々のお子さんのケアでいっぱいいっぱいで「自分のことなんてとてもとても…」な親御さん。
不安なこと、心配なことがいっぱいで、毎日緊張して過ごしているきょうだいさん。
きっとからだにぎゅっと力が入って、かたーくなっていると思います。私もそうでした。
親御さんもきょうだいさんも、病気のきょうだいがしんどいのだから、自分が楽になってはいけないという気持ちをもっている人がとても多いと感じています。
でも、「心地よいこと」「楽しいこと」がないと、心の電池が空っぽになってしまいます。楽になっても、楽しんでもいいんですよ!
まずは、ありんこさんのコラムを通して、ときどき自分の体に気持ちを向けて、いたわってあげるひとときをつくってほしいと願っています。ぜひぜひちょこっとお試しください。

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こんにちは♪ありんこです(*^_^*)
毎日いろんなことで体も心も疲れちゃってる人って多いと思います
私の知ってる体と心に良いお話で少しだけでもほっこりを感じてもらえたら嬉しいなぁ~~って思っています
ありんこ並みの小さな力ですが、みなさんに届くと良いなぁ~(*^_^*)
ではさっそく第一回目のお話おはなしぃ~~
春ってなんだかいいですよね~
明るい時間帯が多くなるし、外に出るにも軽装で、お花や緑もいっぱいに溢れていて、気持がどんどん前向きになってくる感じがする!
でも春は不調の季節でもあるんです
というのも、この春に体の中でもいろんなことが起きているんです
たとえば、冬の間に体内に溜めこんだ毒素が出て来る季節が春
吹き出物が増えたり、下痢をしやすかったり、熱が出たりってのも、冬の毒素が出てきてる症状だったりします
自律神経のバランスを壊すのも春で、気持ちが不安定になったり、なんにもする気力がなくなってしまったり、季節が心まで動かしてしまうのです
そして頭痛、腰痛、眼精疲労の季節でもあるのです
それは骨格(頭蓋骨、肋骨、骨盤)が緩んでいるためでもあり、紫外線がきつくなって目が疲れてるせいでもあります
そこで今日は首から肩、肩甲骨のコリをほぐして、目の疲れと首の疲れを取り、頭痛と眼精疲労を改善してみましょうね
まずは「つぼ」から!
『百会(ヒャクエ)のつぼ』
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頭のてっぺんにあるつぼです。両耳から頭頂部へ直線を描き、
鼻から頭頂部へ直線を描いて交わった部分です。
ここをマッサージしてあげてくださいね。
頭痛、眼精疲労、自律神経を整えてくれ、万病に効くツボだと言われています。
手で押すと腕が疲れる方は、四つん這いになって頭のてっぺんを床につけ、しっかりと手で支えながら、ゆっくりと優しく体を動かすと、床でマッサージできちゃいます。あくまでも「ゆっくりと、優しく!!」ね
面白い話があって、怒ると角が生えるっていうでしょ~
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怒っている時や頭が痛い時には角が生えるように
この百会のつぼがぽっこりと出てくるそうですよ
怒りながら触ってみてくださいね(笑)
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『合谷(ゴウコク)のつぼ』
手の甲側にあるつぼです。親指と人差し指の骨の交わっている部分のくぼみに反対の手の指を乗せ、人差し指側の骨に向かって押してあげるといいです。
頭痛、眼精疲労、耳鼻関係の疾患に効いて、免疫力をアップさせてくれます。
息を吐きながら押し込んで3秒、すっと息を吸い、吐きながら力を抜いていくというのを繰り返すといいですよ。
つぎに「ほぐし」のご紹介!
(あくまでもご自身が気持ちいいと感じる感覚でやってくださいね、歯を食いしばるほど頑張りすぎないように!)
さぁ、立ってみましょう。
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手を後ろに回し後ろで手をつなぎます
→ゆっくりと体を前に倒していきます
→首の力をだらぁ~んと抜きましょう
→後ろでつないだ手をゆっくりと天井の方にあげて(気持ちいいところまで)その手を左右に振ってみましょう
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呼吸を詰めないようにあくまでも気持よく揺すって、自分が納得したら
→軽くアゴをあげて息を吸いながら起き上ってきます
→起き上ったら「ふぅ~~」ってため息をついてね
次に後ろでつないだ手を右のお尻に乗せます
→首を右に倒しましょう
→体をユラユラと揺すります(20~30回)
→体を揺すりながら右に倒した首をゆっくりと前方に移動していきます
→前まで来たらつないでいる手を離して「ふぅ~~」って溜息です
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次にまた後ろで手をつないで左のお尻に乗せ、逆もしてくださいね
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次に首を前に倒します→両手を首の後ろで組みましょう
→首を前方に伸ばすような感じに肘を前方に突き出します
→ゆっくりと気持よく揺すってあげましょう(20回くらい)
→揺すりながら少しずつ首を立ち上げていきます、同時に肘を広げていきましょう
→首が立ちあがって、肘が広がった時点から刺激は肋骨に移っています
→そのまま気持よく揺すって肋骨をほぐします(胸を広げ、肩甲骨をほぐしてくれます)
→揺すりながら少しずつ首の後ろで組んでる手を天井の方にあげていきます
→両ひじが伸びた時点で今度は脇がほぐされていきます、揺すってあげてください
→つないでる手を離して思い切り伸びをして、一気に脱力、ふぅぅぅぅ~~って溜息ついてください
どうでしょう?
首や肩周りがスッキリして、呼吸が深くなっているでしょうか?
ほんの少しでもスッキリ出来てたら、ありんこの力が届いたってことでしょうかね・・・ではまたね♪
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