その1はこちら →10周年ありがとうの日報告①紙芝居その1
その2はこちら →10周年ありがとうの日報告①紙芝居その2
10周年ありがとうの日に読んだ紙芝居らしきものその3です。これが最後。
きょうだいさんを大好きで、きょうだいさんを守りたいと思った人が
あつまりました。
どうしたらきょうだいさんの味方だよって伝えられるかな?
どうしたらきょうだいさんたちに笑ってもらえるかな?
考えていたらヒーローがうまれました。
たねまき戦隊シブレンジャーはきょうだいさんのためのヒーローです。
「きょうだいの日」最初から楽しんでくれる子もいれば、
最初はドキドキして、不安で、カチカチに固まっている子もいます。
はじめての場所だもん、きんちょうするよね。
お父さんお母さんもカチカチだったりします。
でも・・・
1日が終わった時、きょうだいさんたちは、
いっぱい走って、あそんで、笑って、
ほっぺたを真っ赤にして、目をキラキラかがやかせて、
シブレンジャーの顔に名札シールを貼っていたずらしていました☆
みんな本当に可愛くて、私たちはすごーくうれしかった!
お父さんお母さんも、みんなニコニコしていました。
今日はこの子とカフェでおいしいもの食べて帰るんです。と
教えてくれたお母さんがいました。
今日はこの子とめいっぱいあそぶぞー!って思って来たんです。と
教えてくれたお父さんは、イベントが終わったあとも、
ずーっとずーっときょうだいさんとあそんでいました。
じゃあ、親子いっしょにあそぶイベントもしたらいいんじゃないかな、って
思ったのです。
親子であそぶきょうだいの日は、みんなが幸せなきもちになります。
きょうだいさんの、とっても楽しそうな顔、
それを「うちの子かわいいなあ」と見守るお父さんお母さん。
ゆっくりいっしょにあそぶ日、これからもずっと続けようと思いました。
きょうだいさんは、私たちに、大切なことをいくつも教えてくれます。
きょうだいさんたちは、私たちやお父さんお母さんが「あなたのこと大好きだよー」って
思うきもちを、とっても上手にうけとってくれて、私たちは何度も感動しました。
そして、きょうだいさんのためにごほうびを用意したいと思っているのに、
きょうだいさんが笑ってくれるだけで、私たちはすごく大きなごほうびをもらった
きもちになって、いっぱい元気が出てしまうのです。
10年間、本当にたくさんの宝物をもらいました。
ずっと心配だった、病院にいるきょうだいさんと
いっしょにあそぶ活動もはじまりました。
大きな病院の中に、「きょうだいさんのための場所」ができたのです。
もっともっとたくさんの病院に、きょうだいさんが安心していられる場所を
増やしていきたいと思っています。
10年間のたねまきの中で、たくさんの人が、きょうだいさんのしんどさを知って、
わかってくれて、応援したいなって言ってくれました。
たくさんの人のやさしいきもち、あたたかいきもちが、
私たちを通して、きょうだいさんに届くように、
これからも楽しいたねまきをみんなで続けていこうと思っています。
おしまい