大阪市の市政改革プランにパブリックコメントを

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大阪市民の方でなくても送れます。
オンラインの電子申請もできます。
https://s-kantan.com/city-osaka-e-shinsei-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=393
利用者登録をしなくても送れます。お名前も必要ありません。
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大阪市の市政改革プランの素案が発表されました。
http://www.city.osaka.lg.jp/shiseikaikakushitsu/page/0000166819.html
しぶたねが「きょうだいの日」にお借りしている市民交流センターも「廃止」する施設として名前が挙がっています。
しぶたねが最初の「きょうだいの日」を開いた会場は、民間委託→利用料がはねあがる→使えない、という流れで使用できなくなりました。
次に見つけ出した会場は、2年ほどお世話になったところで今回同様大阪市の改革によって廃止になり、使用できなくなりました。
「きょうだいの日」をひらくためには、体育館や講堂のような大きな部屋と、病児の一時保育を行う保育室(冷暖房が使える、床が硬くない、動き回る子が寝ている子を踏んだりしないためにある程度の広さが必要)を借りられること、それから、車でないと移動できない子ども(ストレッチャーが必要な子どもや、病気や薬の副作用で抵抗力が落ちていて人の多い場所を通って来られない子、心臓に疾患があってたくさん歩くことのできない子など)のご家族の方もたくさん来られるので、無料の駐車スペースがあることが条件になります。
「きょうだいの日」には兵庫、京都、奈良など他府県から来てくださる方も多いので(病児のきょうだいのためのイベントを行っているところは本当に少ないのです)交通が不便でないこと、どこからも来やすい場所を、ということで大阪市内の施設を会場にしています。
しぶたねの財源では民間の施設の貸室の代金は払えないので、公的な施設を何日もかけて実際にひとつずつ回ってチェックし、やっとみつけだしたのが今の交流センターでした。このセンターが廃止になってしまったら、またひとつずつ施設を探すことになります。すでにほとんどの施設をまわりました。条件に合うところは今度こそもうみつけられないのでは、そして次の施設を見つけられたとしてもまたすぐに廃止になるのではと正直感じています。
私たちと同じように会場探しで右往左往している小さなボランティアグループがきっとたくさんあると思います。私たちの対象はきょうだい児ですが、これまでお借りしてきた施設には、私たちと同じように、傷つき、支えが必要な(だけど社会的には何のサポートもない)少数派の人たちが少しでも生きやすくなるようにと地道に頑張っておられるグループがたくさんありました。民間委託で使用料が上がり、こういう小さなグループの利用できる場所がなくなっていくのを目の当たりにしてきました。
社会にまだない必要なサポートをつくりだすというのは大変なことです。ボランティア活動はお金がある人、暇がある人がやっていると思われることも多いですが、実際は違います。今目の前に傷つく人を見て、「何かせずにはいられない」と感じた人が、背に腹変えられずグループを立ち上げ、身銭を切りながら活動を続けているところもたくさんあるのです。次々施設を追い出され、新たな施設を探し、また追い出され…日々の活動の維持だけでも大変なのに、負担は増えるばかりです。これでは、活動そのものがどんどんなくなっていき、それに支えられていた人たちはやっとみつけた居場所を奪われることになってしまいます。
困るのは料金のことだけではありません。
しぶたねが初めて「きょうだいの日」を行った施設では、イベントを開くにあたり施設の職員の方が、企画書の書き方から印刷機の使い方まで、一から教えて育ててくださいました。困っている人たちのために何かをしたいと思った時、まずどうすればよいのか、どうやったら効果的にニーズに沿った支援をできるのか、広報はどうすればよいのか、活動にかかるお金をどうやって確保するのか、次々に思いつき順調に活動をすすめられる一般市民はいないと思います。私たちがお世話になってきた施設にはそのノウハウがあり、無料で相談にのっていただくことができました。
それに、支援の対象になる人々にはそれぞれの生活があり、環境があり、ニーズがあります。支援の形や場所は複数あり、選べるようになるのが理想的です。
今回の改革案のように、ボランティア活動や市民活動を応援してくれる場所がどんどんなくなっていく、それが無駄がなくなってすばらしいことだ、というふうに社会が流れていくことこそが、私が今1番怖いと感じていることです。
赤字でも必要な施設があって、非効率でも必要な活動、人の命を支えている活動があって、今困っている人、命の危機にさらされている人、そしてその人たちを支えたいと頑張っている人がたくさんいます。この状況を知ってもらうことができたら、流れが変わるのではと思うのです。
これまでの施設の廃止は、あっという間に決定して、どうすることもできませんでした。
でも、今回はパブリックコメントを送ることができます。パブリックコメントは市に意見を伝える正式な手段です。締め切りは5月29日必着なのであまり時間がありませんが、ぜひご意見を送ってください。
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/shiseikaikakushitsu/0000168368.html
資料がたくさんあってみつけるのが難しいのですが
「見直し対象とする主な施策・事業」はアクションプラン編(別冊)施策・事業の見直し2
(大阪市のサイトのPDFのリンク :
http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/cmsfiles/contents/0000168/168368/bessatuminaoshi2.pdf)の6ページに。
「市民交流センター管理運営および改修整備」についてはアクションプラン編(別冊)施策・事業の見直し3
(大阪市のサイトのPDFのリンク :http://www.city.osaka.lg.jp/templates/jorei_boshu/cmsfiles/contents/0000168/168368/bessatuminaoshi3.pdf)の13ページに掲載されています。
パブリックコメントを送る際は「アクションプラン編(別冊)・6ページ・見直し対象となる主な施策・事業について」のように書きます。
どうかよろしくお願いいたします。