先日、専門学校の学生さん(保育士さんや小学校の先生を目指す方々だそう)向けに、活動紹介をさせていただきました。話を聞いてくださった学生さんからどなたかが活動に参加してくださってももちろん嬉しいけれど、これから先子どもにかかわるみなさんが、病気の子や障害のある子のきょうだいさんに出会った時に「頑張ってるの知ってるよ」の気持ちで寄り添ってくれたら嬉しいです、ということをお伝えしてきました。みなさん熱心に話を聞いてくださって、じーんと感動。
毎回毎回、限られた時間の中、私の下手な説明で、きょうだいさんたちのしんどさや頑張りをちゃんと伝えられるのだろうか…と不安な気持ちで行くのですが、どこでお話させていただいても、みなさんしっかり自分の心に引き付けてきょうだいたちの気持ちに寄り添ってくださるので、良かったなあ…と思って帰ってくることができます。
後日いただいた感想文には、「病気の子のきょうだいに注目したことがなかったので印象に残った」「きょうだいがつらい気持ちを一人で抱えないよう支えたい」と、心があたたかくなる言葉がたくさんで、また感動しました。
イギリスのきょうだい児ワークショップのプログラムに「支援の輪」というのがあって、きょうだいたちが、自分を守ってくれてる人の名前を短冊に書き、つないで鎖にして、それを自分にくるくるっと巻いて写真を撮ったりするのです。最初見た時にしぶたねでもやってみたいな、と思って、でもきょうだいさんが、自分を守ってくれている人をいったい何人思いつけるんだろうか…とふと思い…。
子どもたちが次々に短冊に名前を書いて、長い長い鎖をつくれるように、私たちができることがまだまだあるなあと思ったのでした。
今日の学生さんたちは、どこかのきょうだいさんにとっての未来の鎖なんだなあと思うと、すばらしいチャンスをいただいて、本当に本当にありがたいことです。感謝。
たくさんの人のあたたかな気持ちがきょうだいさんに届くように、これからもできることを考えていこうと思います。