京大病院小児科に「楽しい時間」をプレゼントしていらっしゃるボランティアグループ
にこにこトマトさんのニュースレターに04年10月からへなちょこなコラムを書かせていただいています。コラムのタイトルは「もう一人の主役」。前代表の神田さんがつけてくださいました(嬉しい)。
「きょうだいの日」
2019年4月10日、日本で最初の「きょうだいの日」がやってきました!
「きょうだいの日(Siblings Day)」は、アメリカのほとんどの州で祝われている記念日で、父の日や母の日の兄弟姉妹版の日です。考案されたクラウディア・エヴァートさんは、父の日や母の日のように、亡くなったきょうだいを想う日があってもいいのでは、と「きょうだいの日」を作られ、クラウディアさんの亡くなったお姉さんのお誕生日に合わせて4月10日を選んだそうです。
この日を日本でも「きょうだいの日」に制定して、きょうだいたちの応援につなげませんか?というお願いに、200名を超える賛同者の方が制定発起人としてご協力くださいました。日本記念日協会に申請、認証され、今年から日本でも4月10日が「きょうだいの日」になりました。
アメリカではこの日は、きょうだいで写真を撮ってSNSにアップして感謝の気持ちを伝え合ったり、贈り物をしたり、一緒にお出かけをして楽しみます。SNSではマリオとルイージや、ディズニーのきょうだいのキャラクター等が登場して、きょうだいの日を祝います。日本でも、そんな風にきょうだいで楽しむイベントとしても広がりつつ、たとえば病気や障がいをもつ子どものきょうだいのように、いろいろな状況で頑張っているきょうだいたちにも思いを馳せる、そんな応援の気持ちがきょうだいたちに届く、優しい記念日として定着させていけるといいなと思っています。
仲良しきょうだいでカフェにおでかけして、きょうだいの日スペシャルデザートを食べると、その料金の数パーセントがきょうだい支援団体の活動資金になる、いつかそんなキャンペーンが全国各地で行われるようになったらいいな、という夢も見つつ、今年はきょうだいの日コースターを10,000枚作製して、全国55カ所(宮城県から宮崎県まで18都道府県)のカフェや自動車ディーラー、薬局、病院等で使っていただきました。
この日をきっかけに、子どもきょうだい、大人きょうだいのためのイベントが各地で開かれたり、新しくきょうだいのための会が生まれたり、1年目から嬉しいご報告が続いています。聖路加国際病院では職員食堂でコースターを使ってくださり、名古屋大学医学部付属病院では、勤務2日目の新人看護師さんたちにきょうだいのサポートについてのオリエンテーションと共にコースターを配ってくださり、病院の中に、これからきょうだいさんを見守ってくださる方が増えていく予感に感動しました。
来年はどんなことをしようかな、と考え中です。すてきアイディアぜひ教えてください。